ライブの楽しさなんか忘れて、オタク辞めますか?
みっしぃ(@missy_kun)です。
2020年10月31日と2020年11月1日に、THE IDOLM@STER SHINY COLORS MUSIC DAWNが開催されました。11月8日までアーカイブ配信も実施されています。その感想ブログです。
人様に読ませる文章というよりも、自分の考え方の整理という意味合いが強いので、相当暇な時に読んでください。
*タイトルについて
個人的に、アイドルマスターは「2次元と3次元の融合」に大きな魅力があるコンテンツだと思っています。アケマスでアイドルから実際に呼び出しメールが来るところに始まり、アイドルが実際の企業のプロモーションを実施したり、声優さんが演じるアイドルに扮してライブイベントを行う先駆けになったのも、アイドルマスターでした。
最近は特に、ライブイベントはアイドルマスターというコンテンツの魅力を形作る欠かせない要素になっていると思います。演者さんのパフォーマンスや楽曲、演出はもちろんの事、コール、サイリウム、名刺交換、P同士でのライブ会場での交流など独特の文化もあり、そのどれもが素晴らしい魅力となっています。(もちろん、ゲーム専業のPの方もいらっしゃいます)
2020年春先からのコロナ禍によって、このライブイベントが半年以上、中止・延期せざるを得ない状況が続いています。
毎日神社に祈念して当たったチケット、決して安くはないCDを何枚も購入して当てたチケット、当日の様子を想像しながら購入した事前物販、ライブ終わりに最高の一杯を交わす予定だった打ち上げの店の予約。
全部、パー、です。
当時は相当なショックでしたが、人間は意外と強いもので、生きがいを失っても、だんだんライブ抜きの「日常」にも慣れることができました。
そんな中で、初夏の頃だったか、声優イベントに行かなくなった方のブログが話題になりました。コロナ禍で声優イベントに行かなくなった結果、お金も溜まるし、他の楽しい事を見つけられた、といった内容のブログだったと思います。
他にも、アイドルマスターを含む、オタクコンテンツに対する向き合い方を考えさせられた人が多かった期間なのではないかなと思っています。
「このまま、ライブイベントの楽しさなんか忘れたまま、オタク辞めちまった方が、まっとうな人生を送れるかもしれない」
私自身も、そう考えたのは一度や二度ではありませんでした。
完全に私的な話ですが、私も四捨五入したら30歳になりますし、学生時代の同級生の結婚報告も増えてきています。仕事だってそろそろ忙しくなってきます。
このままオタクコンテンツに傾倒し続けていたら、彼らの様な「まっとうな」人生は送れないかもしれないという不安は、日に日に増していました。
そんな人生の局面において、私はMUSIC DAWNに向き合う事になりました。
*MUSIC DAWN 音楽の夜明け
迎えた10月、オンライン配信イベントという形式で、MUSIC DAWNが開催されました。
「こんな状況だけどできること」じゃなくて「こんな状況だからできたこと」が詰まった配信でした。
個々のユニットのパフォーマンスについて、どれも最高だったのは言うまでもないのですが、本記事ではノクチルのパフォーマンスをピックアップします。
ストレイから続いた各ユニットのパフォーマンスのラストは、スプパ、2ndでステージを披露できなかったノクチルがつとめることになりました。
noctchill (ノクチル) | アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)
「いつだって僕らは」「あの花のように」
初ステージというのは、若干のぎこちなさと初々しさの中に、絶対に良いものにしようという演者の方の想いと努力が感じられ、それだけで価値があると思っています。
その初々しさ、言ってしまえば「青さ」が、高校生の幼馴染同士で結成されたノクチルのイメージと、あまりにもマッチしていました。
それに加えて、
間奏でステージへ駆け出していく演出(思い出アピールオマージュ)、
水中にいるかのようなシャボン玉の演出、
向かい合い歌う四人を写しだすドローンの演出、
”あえて”設置されたサイリウムを光らせない演出。
あまりにも、美しいステージでした。
まさに、ゲーム内のシナリオイベント「天塵」でノクチルが見せたステージそのものです。
ゲーム内のPが感じた景色を、我々も見る事ができたのだと感じました。
ステージを終えた演者さん達のコメントを聞きながら思い出しました。
「ああ、この瞬間を感じるために、おれアイマスライブ行ってたんだな」
アイドルマスターは、2次元と3次元の融合が魅力のコンテンツだと思っています。
確かに、可愛いキャラを愛でたいなら2次元だけのアニメやゲームを追っていれば良いし、本当に可愛い人を推したいなら3次元のアイドルを応援した方が良さそうです。
それでも、アイドルマスターのライブに参加すると、2次元のアイドルの姿と、3次元の演者さんのパフォーマンスが融合して、何かよくわからない、別の次元の領域に突入する瞬間がよくあります。
ノクチルはそれを2日間に渡って感じさせてくれました。(もちろん他のユニットも。)
*振り返って
日本は収束の気配が見えて来ていますが、世界的にはまだまだコロナウィルスとの真っ最中です。そんな中で、コロナ以前と同じ形式でライブイベントができるようになるのは、もしかしたら我々が思っているより、かなり先になるかもしれません。
「このまま、ライブイベントの楽しさなんか忘れたまま、オタク辞めちまった方が、まっとうな人生を送れるかもしれない」
MUSIC DAWN、本当に何もかも素晴らしかった。ありがとう。だけど、あえて上記の答えは出したくないなぁと思いました。
それは、いつかまた、全て元どおりになった後のシャイニーカラーズのライブに現地参加して、思いっきり否定してやりたいからなのかもしれません。
もし、まだMUSIC DAWNを観ていない人がいたら、ぜひチケットを買ってアーカイブ配信を観て下さい。深夜にこんなブログを書きたくなるくらい、良いステージでした。
寝ます